「新NISAが気になるけど、いつ始めるのがよいのだろうか」「ベストタイミングが知りたい」と思っていませんか。
新NISAを始めるベストタイミングは「いま」です。
発生する利益の大きさや現金の価値が目減りするデメリットが理由としてあげられます。一方で新NISAを、いまは始めないほうがよい人もいるのです。
この記事では、おもに以下の内容を解説していきます。
- 新NISAを始めるタイミングが”いま”である3つの理由
- いま始めないほうがよい人にあてはまる2つの特徴
この記事を読むと、新NISAをベストタイミングで始められるようになりますよ。
新NISAを始めるタイミングが”いま”である3つの理由
2024年1月から始まった新しい制度のNISA。いま始めるべき理由は大きく3つあります。
- 利益が大きくなる可能性が高いから
- 市況は予測できないから
- 現金の価値は下がっていくから
順番に解説していきます。
理由1:利益が大きくなる可能性が高いから
投資信託などのつみたて投資において、投資期間が長いほど利益の上昇幅が大きくなりやすい傾向にあります。なぜなら投資信託などのつみたて投資では、複利のような効果を得られるからです。
ここでいう複利とは、つみたて投資で得た利益を手元に残さず、元本と一緒に再投資して利益を積み上げていく方法をさします。
たとえば下記は「毎月3万円」「年率5%」「20年間運用」した場合の複利が付いていく様子を表したものです。
上記の投資年数による利益をまとめると、以下のとおりです。
投資年数 | 投資金額に対する利益 |
10年 | 30% |
20年 | 70% |
投資年数が大きくなるほど、利益率も上がっている様子がわかります。ただし年率は仮の設定であり毎年上下するため、利益を保証しているわけではありません。
理由2:市況は予測できないから
儲かりやすいタイミングで新NISAを始めたいと思うのではないでしょうか。
儲かりやすいタイミングで買うには、株式や投資信託などの価格が下落したときに買う必要があります(押し目買い)。
しかし価格が下落するタイミングを予測するのは、プロでもむずかしいのです。
じつは著書「JUST KEEP BUYING」によると、下落するタイミングを見極めなくても「ドルコスト平均法」を用いれば「97%」の確率で、押し目買いよりも利益を上げられたというデータが存在します(注1)。
つまり安くなる時期を見極めずに、早いタイミングで投資を行いながら複利効果の恩恵を得たほうが利益が上がりやすいといえるのです。
ドルコスト平均法とは、毎月1回など一定期間ごとに一定金額の買い付けを行う投資法をさします。ドルコスト平均法について、くわしく知りたい人は下記を参考にしてください。
出典:(注1)JUST KEEP BUYING|P289|ニック・マジューリ
理由3:現金の価値は下がっていくから
現金は日本経済の成長や物価上昇によって、価値が下がるといわれています。実際に労働政策研究・研修機構が公表したデータによると、今後も年間2%前後で現金の価値が下がっていくと予想されているのです(注2)。
例として、2%前後で100万円の価値が下がる様子を下記へ示しています。
年数 | 価値 | 100万円から下がった分の価値 |
1年後 | 98万円 | 2万円 |
5年後 | 90万円 | 10万円 |
10年後 | 82万円 | 18万円 |
現金としてもっているだけで、大きな損失が出ている様子がわかるのではないでしょうか。
出典:(注2)世界の成長予測2.7%、日本は1.3%(OECD:2023年7月)|労働政策研究・研修機構
新NISAをいま始めないほうがよい人の2つの特徴
以下2点のいずれかにあてはまる場合、いまは新NISAの利用を控えたほうがよいでしょう。
- 貯金がない人、投資できる資金がない人
- リスクを取れない人
新NISAは早めに始めたほうがよいですが、生活費や緊急のために現金も保有しておく必要があります。余裕資金での運用しなければ、生活に悪影響を与えるからです。
またリスクを取れない人も控えたほうがよいでしょう。新NISAは投資活動であるため、損失が発生するリスクがあります。
少しのリスクもとりたくない人は、控えたほうがよいです。
しかし前述したように、現金で保有していても物価上昇によって価値が減っていきます。投資のリスクや現金の価値が減る点を考慮して判断しましょう。
まだ間に合う!新NISAを始めよう
新NISAを始めるベストタイミングは、いまだといえます。
これからの日本経済を予測すると、現金のまま資産をもち続けていても価値は下がっていくと予測されるため、自身の貯金や余剰資金を活用してベストタイミングである「いま」新NISAを始めましょう。
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